群馬県高崎市のリフォーム・リノベーション

事業企画部門

No.07 特別編-グラス

投稿日:2017.09.01

 

多くの出会いの中から、一つ。

素敵な作品との物語を、お話します。

”暮らし”の中には、物語が潜んでいる。

あなたも周りを見渡せば、ほら、そこに。

 

 

No.07  特別編-グラス

 

この国では、大事に使われたモノに神が宿るという。
使い手の記憶を持ち、特別な時を共に過ごしたモノたちは、
想えば時を巻き戻し、不在の者を顕現させ、多くの事象を語る。
例え機械的な生産、消費されゆく暮らしの中でも、
いのちを持たないモノたちに想いを重ねる文化は生き続けている。

 


特別な日には、特別なものを。
想いを込めて、自分の手で。
あの人が生み出す作品が、好きだ。
モノは、目に見えるスガタと目に見えないカタチをもっている。
ハンドメイドやオーダーメイド、あなたのためだけのあつらえ品は
近年、大きな価値を備えた(または価値を備える余白のある)モノとして、再注目されている。

 


出会いはちょうど、出来立ての「ヒトハコ」だった。
オーダーメイドを扱う会社で、ハンドメイドの作品に出合う。
サンドブラスト、という言葉が絵を想起させることは難しいが、
ガラスに砂粒を当て、彫るようにして柄を写した作品は、
すりガラスのような、シーグラスのような柔らかさと繊細さを持っている。

 

 

グラス、は特に記憶を持ちやすい。
あの時の乾杯、あの日の記念日、あの場所での出合い。
割られずに残ったグラスは、熱い口論を鎮める冷たい飲み口の記憶を持つかもしれない。
特別なグラスを使う日、私たちは交わり、想い、心が揺れるのである。
それは不思議と、砂粒がガラス面を打ち付けても、やわらかな線を描きだすように
時と共に、やわらかく懐かしい香りの記憶となっていく。

 

作り手は、遠い未来の誰かの時のために、作品を作り上げる。
使い手は、そんなことは知らないままに、自分の時を重ねていく。

 

向き直って、グラスに問いかける。
どんな時間を、想って生まれたのか
どんな時間を、注がれるのか

突然幕が上がる出会いの物語は、あなたのストーリーかもしれない。


≪今回の言葉≫
*暮らし/住まい/家/インテリア/リフォーム/リノベーション
*物語/本/食/衣/旅/出会い/思考/文化/芸術
*透き通ったガラスのきらめき、込められた温もりを見つけて

作品提供  サンドブラスト作家:Chie

現在ショールーム内で展示販売中です、ぜひご覧ください。