群馬県高崎市のリフォーム・リノベーション

事業企画部門

No.05 まつり

投稿日:2017.08.09

 

夏の味、夏のにおい、夏の音、夏のいろ

華やかで、熱く光って、涼やかなもの

あなたの夏は、なんですか?

 

 

No.05 まつり

 

太陽光線がが、じりじりと地面を焼く。
人はあちぃあちぃと昼から逃げる。
ちりんと涼やかな風鈴も減ったから、こうも暑いのか。

 


祭りの季節になった。

 

あ、見て、ここ。かけ放題だって。買お、ね、何にする?
あたしはブルーハワイと…レモン。あ、2つ頂戴。
ほら、見て。混ざってきれいでしょ。海の色。

 

どぉーん、と鳴ったときには”旬”は終わっている。
じっと空を見ていないと、彗星のように真っすぐにつうっとのぼる花火の
一番きれいな時を、捉えられないように思う。
大きな音が空気を揺らす前の、小さな炎が火薬を燃やすとき

 


大きな花火のしっぽ、小さな金色のきらめきの味。

 

くるぞくるぞ…大きいぞこれは。ほら、きた!どうだ。
びっくりした?いまいちだったかな、今のは。
前見たのなんかなぁ…お、次のもでかいぞ!どーんってなるぞ。

 
夕暮れの海辺の、ひんやりした砂浜や
祭りの前の提灯、終わった後の水風船
春よ秋よと思いながら、冷凍庫のアイスを取る時
派手な季節の中の、日本的な”ワビサビ”を
寂しかったり、いやだったり、夏なんかと思いながら、満喫している。 

じっとりと汗をかくわが身の中に、ひそむ。

 

また?なんか毎日お昼、でてないっけ。
 ―いいのよ、暑いんだから。つるっといけたほうがいいでしょ。
  それにね、茹でてるこっちは暑いんだから。まったく。
  文句言うより、送ってもらったあれ、皮ぁ剥いて茹でて、お夕飯に出してちょうだい。
はいはい

 

奇しくも、茉莉の名をもつジャスミンは
夜に花ひらくという。
初めてその花を見つけた夜はどうだっただろう。
提灯が人の顔を明るく照らす
祭りの夜にだけに咲く花もあるかもしれないと

ぬるい空気をかき分け、通りをあるく。


≪今回の言葉≫
*暮らし/住まい/家/インテリア/リフォーム/リノベーション
*物語/本/食/衣/旅/出会い/思考/文化/芸術

*夏祭り、賑わう人々、長い夜